2024/07/05 15:13

三二商店さんのこと

tunaguのお店は、三二商店さんの1階をお借りして営業しています。
三二商店さんは、昭和8年からSUNNY CHINAという会社名で貿易で日本製の陶磁器を輸出されていました。これまで、世界で取引がない国がないほど広く活躍されている会社です。戦時下で日本名に社名変更を余儀なくされて今の三二商店に会社名になりました。
ご縁があって、その会社の1階でお店を始めました。

三二商店さんの在庫

お店の裏の倉庫には、輸出した商品の在庫など保管されていました。
そこで、いろいろなものを発見してtunaguでも販売させていただいたりしています。今のうつわもありますが、昭和30年代に中東に輸出していたうつわなどは、レトロな感じがします。



カップの形が素敵! (でも、お好きな方のもとに旅立ってしまいました)

発見!



5種類のカップ&ソーサー

倉庫探検の中で、薄くて軽いカップ&ソーサーを見つけました。
カップの底には、透かしで日本髪の女の人が入っていました。


光に向けえみると写しだされます。常務のお話だと舞子さんだそうです。
三二商店の常務に伺うと、昔は瀬戸や多治見で多く作られていて輸出でも多く出していたそうです。80代の常務の昔は正確にはいつかわからないですが多分、昭和の話だと思います。

現在、この透かしのカップを作っている窯は、多治見の丸直製陶所だけのようです。展示会で製陶所の方にお目にかかった時にお話を伺うと、以前は三二商店さんとお取引があったとおっしゃっていました。
現在、受注生産がほとんどで、国内より海外の需要が多いようです。

丸直製陶所のホームページを拝見すると、鳳凰のカップはありましたがそれ以外の柄や現代風のうつわを作られています。

透かしカップ&ソーサー


三二商店さんの透かしカップ&ソーサーは昭和に作られて未使用な商品です。インターネットで探すと使用されたアンティークは見つけることがあります。昭和の職人が作ったこの貴重なものを倉庫で寝かしておいていいものでしょうか。当時、日本の高い技術を誇る品として海外に渡っていたうつわたち。ランプシェードもあったそうです。

1.青い鳥


青い鳥のカップ&ソーサー
三二商店のオリジナルとして作ってもらったカップ&ソーサーとのこと、金が入ってゴージャスな感じです。当時の金は14金だったそうです。

2.桜と鳥


桜と鳥のカップ&ソーサー
こちらも、三二商店さんのオリジナル商品です。やはり金をあしらい、日本の代表的な桜が一緒に描かれています。

3.舞子さんカラー

赤色の舞子さんカップ&ソーサー
色付けがしてあるので華やかな舞子さんたちが描かれています。

4.舞子さん染付


青の舞子さんカップ&ソーサー
傘をさした舞子さんたちはとても日本的な印象を与えます。

5.鳳凰


鳳凰のカップ&ソーサー
丸直製陶所さんで、今でも作られている模様です。
当時とは、土や釉薬、職人も違うと思うとノスタルジーな感じがします。

6.竜


竜のカップ&ソーサー
中国的な感じがします。昭和だとアジアな感じが外国には受けたのでしょうか。

まとめ

写真でも外の柄が透けてみえて、いかに薄いかがわかります。
そして、とても軽い。これで紅茶をいただくのはちょっと怖い感じもしますがとても贅沢でしょう。
日本の誇る職人の技が表現されているうつわ。アンティークとなってしまったのは残念です。在庫限りですがご縁があってお手元で楽しんでいただくかたがあれば素敵です。